【ライター】フリーライターの相場って?大阪は安い??その2
ページを分断してしまいまして、すいません。
個人的にはこうした手法を嫌う方なのですが、
あまりに見づらくなってしまいそうで、今回<その2>とさせていただきました。
【ライター】フリーライターの相場って?大阪は安い??その1はこちら から。
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これは、あくまで個人的な所感に基づくものであります。
細かな条件に
よって異なる性質のものであることを、ご理解いただき、
ご容赦くださいますよう、おねがいいたします。
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■単価について
さて、実際に募集があった例と1文字あたりの価格をみてみましょう。
ケース1:「経営に関する文章ライティング」 (紙向け) 1文字あたり5.7円
ケース2:「旅館の紹介文」(ウェブ向け?) 1文字あたり10.7円
ケース3:「商品に関するリライト」(紙向け) 1文字あたり2.5円
ケース4:「FXに関するPR用テキスト」(ウェブ向け) 1文字あたり1.25円
○文字△円には、ずいぶん幅があることがわかります。
ちなみに、テレビでも有名な評論家が連載を書く際の単価でも、1文字20円程度だと聞いたことがあります。
これを高いと見るか、安いとみるかは、人それぞれです。しかし言えることは「ラクして大金持ちになれる仕事ではない」ということです。
ちなみに、文章ライティングは雑誌を除き400~1200W×本数という単位で請けることが多いです。雑誌は、「文字あたりいくら」ではなく、「ページあたりいくら」「本数でいくら」など媒体の特性にあわせて支払われるケースが主流ですね。専属で記者となれば、年俸制や期間契約を結ぶ場合もあります。
さあ、こうなってくると単価は一概にはいえません。
しかしこのまま帰結する訳にもいきませんので、個人的な意見を。
「一企業から直接声をかけてもらえる」レベルまで腕をあげたライターは、
アルバイト情報誌などによくある「一日あたりいくら」という単価×2くらいを企業側から提示されるケースが多いように思います。
もちろん日給といっても、取材で24時間拘束されることはほぼありません
しかし、ライティングを合わせると2~3日は必要です。
どんな仕事でもそうですが、楽してもうけることは難しいようです。
■地方格差について
さて、もう一つの謎。「大阪は安い??」について。
かなり年配の方から、こう言われました―「大阪はギャラも安いし、仕事も少ない。東京に行くべきだ」。
そうでしょうか?私もイメージでそう感じていました。
しかし、何人かから聞いた結論は、「東京の方が安い」という意見でした。
編集プロダクションも多く、競争原理からすれば受注金額は下がる。即ち、ライターさんに支払われる額も目減りする、ということでしょうか。
「いや、原稿はメール送稿だから、ウェブ情報によるライティングやリライトであれば、場所は関係ないのでは?」ある一面では、こうした答えも頷けます。
しかし実際は、発注元のクライアントや出版社、編集プロダクション、そして読者といった、川上から川下までエリア単位で収まっていることが多い。
そうなると、打ち合わせや取材にかかる経費、何かあった場合の対応、また読者が身近に感じる話題、取材先の選定など、その地域に住むライターが有利に受注できるのは自然の流れです。
フリーライターとして働くなら、多くの実績を残し、さらに腕は鍛えられる。単価も上がる。いい意味で、スパイラルの中に身をおくことができる東京は、理想の地かも知れませんね。
だったら東京に行けば?いや、私は大阪で生まれ育ったフリーライターです。関西特有の業界の雰囲気を楽しみつつ、今後も(もちろん東京からもお仕事をいただきながら)しっかりとお仕事をさせていただきます!!
※2010/07/25一部改訂、再構築しました
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